その昔、イギリス人のサミュエル・チャーターズという人が、
伝説のブルースマン”ロバート・ジョンソン”を探しにミシシッピ州クラークスデイルを訪れた。
彼はクラークスデイルの十字路（クロスロード）で悪魔に魂を売ったという。
悪魔との取引によって、彼は超人的な歌とギター・テクニックを手に入れたのである。

時すでに遅く、RJ（ロバート・ジョンソン）は死んだ後だった。
「だけどRJそっくりに弾くやつがいるんだぜ」
と、地元で有名な或る男を紹介された。
その男こそがのちのシカゴブルース界を席巻する、
マッキンレイ・モーガンフィールドことマディー・ウォータースである。

さて、その有名になったマディー・ウォータースのところに、
メンフィスからギターを抱えた一人の青年がやって来た。
「私をあなたのバンドに入れてください！」
マディーは、その茶色い目のハンサムな青年（brown eyed handsome man)に言った。
「うちにはもうギタリストは要らない。だけどレコード会社を紹介してあげよう。」
その男こそが、のちのロックンロール界を席巻するチャック・ベリーである。

さて、その有名になったチャック・ベリーのところに、、、ってもうエエわっ！　（つづく）