ある人に言われた。
ある人：「中井くん、先日やっと、あの有名なお葬式の映画を観て来たよ。」
僕：「はぁ…。“寝ずの番”ですか？」
ある人：「ちがうよっ！有名っていえば“おくりびと”に決まってるだろ〜っ！！」
じょ、冗談の解らん人だ。

今年に入って身内に不幸があった。
なので身近にお葬式というものを経験した。
周知の通り、殆ど感傷に浸っている暇はない。
早速、葬儀の手配をしなければいけないからだ。

遅〜式（お葬式）とはいいながらも、早い対応が大事なのである。
そして、こういうのは緊張感がある分、一旦緩和されると滑稽でさえある。
死体そっちのけで親戚同士が口喧嘩したりして、もう喜劇のようだ。
故人の為にも、お葬式は滞りなく進めるのが理想だ。

神格化されたロックスターほど滑稽なものはない。
粗野で荒々しくて反体制だから、ロックだ。
商業主義にまみれて、これじゃまるで新興宗教だな。
虚像じゃない彼と付き合った者しか、本当の意味でのお葬式は出来ないんだろう。
ええ、僕は愛し合ってますよ、ベイベ〜！