子供の頃からよくある。
僕は、ものを知らない。
意味が解かっていないのだ。

ケンタッキーフライドチキンに入って「1ピースって何本ですか？」と質問してしまった。
店員のお姉さんが大きな声で「えっ！」と言って、その後にとても悲しそうな顔をしたのが忘れられない。
何故か1ダースみたいなもの、と思っていたのだ。

家族で『服部緑地』に遊びに行った、と同級生が話していた。
ずっと『鳥取砂丘』のことだと思って聞いていた。
駅を降りて駿台予備校を横目に…云々、の辺りで気付けばよかったのだけれども。

TVで『榊原郁恵』を観た、と同級生が話していた。
ずっと『柏原よしえ』のことだと思って聞いていた。
会話の中で、一言『イクエちゃん』と表現してくれれば気付けたんだけれども。

最近もあった。
小1の甥っ子とTVを観ていると、モー娘の『辻ちゃん』だか『加護ちゃん』が映った。
甥っ子に「これは、『辻ちゃん』か？『加護ちゃん』か？」と尋ねてみた。
どうやら『矢口』という人だった。

高校生の時、クラスの女の子にツッコミを入れた。
僕：「お前は一回ペルシャ湾に投げ込んだろか〜っ！」
女の子：「え？ペルシャ湾って？」
どうやらペルシャ湾を知らなかったらしい…。

こんな格言がある。
『知らない事が恥ずかしいのではない、知ろうとしない事が恥ずかしいのである』
なるほど、納得。
が、誰がこう言ったのかは知らない。