『特捜最前線』の再放送。
これが深夜なのについ観てしまう。
そして今観てもやはり面白い。
あの緊張感がたまらないのだ。
最近のTVドラマには、犯罪特有の恐ろしさが足りない気がする。

難事件の解決に挑むべく組織された特捜課。
課長の二谷英明を筆頭にそうそうたるメンバーだ。
藤岡弘に誠直也に桜木健一に…。
藤岡弘といえば本郷猛、仮面ライダー1号である。
誠直也といえば赤レンジャーだ。
桜木健一といえば、「柔道一直線」や「刑事くん」ではないか。
歴代の正義の味方を招集するとは、さすが特捜課なのである。

当然といえば当然なんだけれども、BGMが生楽器だ。
別に今じゃ誰もサンプリングされた音に疑問なんてないだろう。
でもやはり、生楽器の音が『特捜最前線』という刑事ドラマを印象づけている。
クリーンなエレキギターの音もイナタくて好い。
それにドラムセットが多用されている。
ドラム経験者でも制作スタッフにいたのだろうか？

デパートの屋上、風船の束の中には時限爆弾が…。
それを離れた仲間に伝える為に、藤岡弘がイベント会場のドラムセットを叩く。
もちろんイベントは進行中で、しかも演奏は続いている。
そこでどうしたかというと、なんと演奏をしながらドラムのハイハットでモールス信号を送ったのだ。
送った藤岡弘もすごいが、聴き取った方の刑事はもっとスゴい！

なので深夜なのについ観てしまう。