この「なごみの手帖」も、その51を迎えた。
51、といえばイチロー選手の背番号。
そしてイチロー選手といえば高打率。
とにかく、よく打つ。
我らがイチロー、世界のイチロー。

人と話していて気が付いた。
僕は“頑張ります”と素直に言わない。
これだけ書くと、おもいっきりヘンな奴だけれども。
では、“頑張ります”の代わりに何を言っているのか。
だいたいは、“フルスイングします！”とか、“マルチヒット打ちます！”とかって言っている。
資料等を、“じゃぁ後でちゃんと送ります。”なんていうのも、送りバントのつもりだったのか？
とにかく無意識のうちに、僕はバッターボックスに立っているらしい。

これがどういう心理状態なのかは知らないけれど、ピッチャーじゃなくってバッターなのだ。
しかも持っているイメージの中では、ランナーはいない。
どうやら自分で何とかしてみせるつもりらしい。
根拠はないけれども、そんなつもりだから、なんとかして音楽でヒットを飛ばしたいのだろう。
曲を書く時にはヒットなんて考えないから、ストライクを決めるピッチャーの気分なんだけれども。

で、先日は“4の4を狙います！”なんて言ってしまった。
4打数4安打する、という意味だ。
もちろん打率は10割になる。
イチローでも夢の4割バッターになれないというのに。
だからって“4の2は任せてください！”っていうのも中途半端だな。

ふと思った。
このコラムの打率ってどうなんだろう？
今までの50打席を振り返ってみると…。
ま、10本はホームラン打ったかな？（笑）
イチロー選手と似ていて、内野安打は実は多いんだけどなぁ。
僕にも弓子夫人がいれば、もっと打てる気がする。